マームとジプシー×trippen 劇場を飛び出し演劇を企業イベントに!演劇の新しい活用が企業ブランディングの一役を担う

あなたの想いをドラマにする

「ファンメイクシアター」

プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。

 

前回、演劇×企業広報という内容でアイデム演劇プロジェクトをご紹介しました。

 

中小企業だからこそ印象的なブランディングを!演劇を効果的に使ったイーアイデムのおもしろ動画をご紹介

こちらは演劇を動画で配信し、企業広報に活用というお話でしたが、今回は、演劇の真骨頂である生(なま)の舞台として活用された事例を紹介いたします。

 

当然ですが、舞台の魅力は俳優が目の前で演じる内面から溢れる躍動感や、感情表現の臨場感(リアル感)です。

 

演劇を企業イベントに活用することで、企業様のサービスや商品の宣伝にもいつのまにか伏線として伝わってしまう。

 

それを実際に形にしたのが、今日ご紹介するマームとジプシー×trippennです。

 

何度も言っていますが、演劇ってただ観劇するだけではないんです。

 

貴社の伝えたいメッセージを表現する広告として使うことが出来ます。

 

むしろ、使わないと損!

 

本日は、演劇の新しい活用が企業ブランディングの一役を担うというお話しです。

 

出演俳優が演技中に商品を試着。上演をそのまま広告に転換するおもしろ発想

演劇公演にはスポンサーが付く公演と付かない公演があります。

 

演劇の場合、上演回数×劇場席数がマックスの観客動員数になります。

 

よほどの人気作品で無い限り、毎回満席というのは難しいため、大劇場で上演される商業演劇以外、ほとんど企業協賛は難しいのが今までの演劇界でした。

 

多くのお客様への宣伝効果が無いと、企業様側もメリットがありませんからね。

 

 

大手企業×商業演劇で具体例として今実際に行われているのが、

 

ごま油でおなじみのかどや

 

熱狂的なファンが多い宝塚歌劇団へのご招待キャンペーンを行っています。

 

 

東京の宝塚劇場、本拠地兵庫県の宝塚劇場と大劇場を所有する宝塚とのコラボキャンペーンです。

 

興味はあるけど、わざわざチケットを買ってまではね…という方でも、当たるのなら行ってみたい!という欲求をかどやがスポンサーとしてフォローする。

 

企業側にも劇団にもメリットが生まれる大型キャンペーンですね。

 

けれど、中小企業様はそこまで大々的なキャンペーンはいろいろな意味で難しいことでしょう。

 

それをコンパクトな形で実現させたのが、今回ご紹介するマームとジプシー×trippenのBEACHです。

 

この作品には6名の俳優が出演しましたが、俳優は全員trippenの靴を履いて出演しました。

 

演劇は日本ではまだまだマイナーですが、それでも観劇が好きなお客様は一定数いらっしゃいます。

 

trippenという靴だけならお値段もお安くはないし、あちこちに店舗があるわけでもないので、わざわざ興味は持たないかも知れない。

 

それを「演劇」を用いた広告&広報活動を行うことにより、俳優たちにモデルの代わりをさせたわけです。

 

trippenはとてもお洒落な靴を一つ一つ手作業で丁寧に作ることがウリ。

 

そのこだわりはアート的な要素を含み、洗練されたデザインがBEACHという作風とマッチして、演劇という人間アートとのコラボを実現させたのです。

 

劇場に足を運んで観劇するとなると演劇に興味の無いお客様はとっつきにくく、敷居が高く感じる方もいらっしゃいますが、BEACHはイベント会場を利用することでよりアートなイメージを先行させました。

 

 

劇場ではなく、カフェに入るような感覚で、ふらっと演劇とおしゃれな靴のコラボを楽しむ。

 

イベント会場であれば、必要最低限の舞台美術、必要最低限の照明で工夫をすれば、大掛かりなセットも不要。

 

文化性やファッション性を演出するにはとても良い企画でした。

 

観劇の感想がTwitterでも拡散。その度にブランド名が…

Twitterでは実際に観劇されたお客様からの投稿や、Webマガジンの公式サイトなどからの紹介も受けています。

 

マームとジプシー trippen

 

 

拡散性の高いTwitterを使うことで、大企業で無くとも広報活動を行うことが出来ました。

 

演劇は自由自在な表現が可能。様々な企業への広報活動に華を添える

例えば、ファッションショーと言えば、モデルさんが服を着てランウェイを歩くのが一般的ですが、そんなに洋服に興味の無い方がお誘いを受けて行かれると

「実はちょっと退屈だった」

とおっしゃる声を聴くことがあります。

 

例えば、洋服を着てただランウェイを歩くモデルをブランドの服を着た役者に変え、そのシーズンのコンセプトを演劇で魅せる広告を行う。

世界観は、そのブランドのシーズンコンセプトで、そのシーズンに沿った演劇で企業理念も含めた個性的な発信が可能になります。

 

他にもレストランのレセプションパーティーや、商業施設のオープン、新商品の発表などで、ショー的要素も交えて企画のこだわりや楽しみ方を演劇で表現するなど、ちょっとした空間があれば場所を選ばず上演が可能になります。

 

ファンメイクシアターの出張演劇もそこを考慮して始めたことでした。

 

BEACHでは、劇中でtrippenの靴を紹介する映像がバックに流れ、観劇を楽しみながらも商品紹介を同時に行うという演出が取られました。

 

こうした小さな文化的活動&広報というのはとても素敵だと思います。

 

これなら中小企業様でも十分に活用できるのでは無いでしょうか。

 

 

今、経験価値マーケティングが注目を浴びています。

 

製品やサービスそのものの持つ物質的・金銭的な価値ではなく、その利用経験を通じて得られる効果や感動、満足感といった心理的・感覚的な価値を一緒にお客様に届けることで、貴社のブランドイメージを自然に感じていただくことが信頼、安心に繋がり、根強いファンづくりの一歩に繋がるのでは無いでしょうか。

 

BEACHの成功はまさにその効果を演出した成功例と言えると思います。

 

 

ファンメイクシアターでは、出張演劇を行っております。

 

しっかりとしたヒアリングを行い、御社のブランドイメージにあったオリジナル脚本を作成し、笑いや感動をお届けするお手伝いをしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  
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