あなたの想いをドラマにする
「ファンメイクシアター」
プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。
カフェは参入障壁が低く、他業種からも参入する場合が多いです。
スタバのセカンドウェーブに始まり、ブルーボトルのサードウェー
その為に、カフェ経営では「回転率」が重要な課題となっています
売上高を上げるためには、回転率をあげなくてはいけないと思い苦
現に、あなたは、回転率を上げるために様々なことをやってきたの
今回は、カフェ経営で回転率を気にせずに、「利益率」アップを目
目次
カフェ経営は難しい?そもそも論からおさらいしてみよう
最近は本当にカフェが増えました。
歩けばカフェに当たる?!くらい、いろんなお店ができましたね。
「いつか自分の店を持って、おいしい料理やデザートと、自慢のコーヒーで、夢を叶えたい!」
お気持ち、よーくわかります。
だって、私も「演劇」という好きなことで起業してますから。
好きなことで仕事をするって誰しもが叶えたい夢です。
けれど、いろんなメニューを提供する飲食店の中でも、カフェはとても回転率が悪いですよね?
コーヒーを飲むだけでは無くて、やっぱりゆったりしたい。
食事をするなら私はカフェでは無いです。
メニュー的にも、「空腹を満たす」と「くつろぐ」はちょっと私の中では違います。
それを納得させてくれたのがこちらの記事
【参考記事】
こちらはフヅクエというお店の運営方法のご紹介が後半に入ってきますが、気になるのは前半の方。
ふむふむ。これらは開店前に入念に計算しておくべき部分ですが、ついついどんぶり勘定になってしまう部分でもありますよね?
やってみないとわからない…
とくに私が目に止まったのは、
”カフェで10回転ってまず無理です。というのは、おひとりで1時間や2時間滞在する方が普通にいらっしゃるからです。”
当たり前と言えば当たり前ですが、実際に開店してしまってから「あらら!!!」と思われているオーナー様も多いのでは無いでしょうか?
1時間あたりの客単価×客数
これを上げるのって難しいですよね?
そこに回転数が入って1日の売り上げが決まる。
カフェで1,000円使ってもらうなら、食事が付かないと無理ですから。
そんな中、実は昨日「朝劇 西新宿 恋の遠心力」というカフェで見られる演劇を観劇してきました。
まさにこれは、カフェオーナー様の悩みを解決する要素が満載でしたので、ご紹介しますね!
ゆったりくつろぎお腹も満腹。そしてこの店で無いと体感できない演劇というエンタメ
朝劇 西新宿は今年で6年目に突入されたそうです。
場所を提供してくださっているのは、新宿野村ビルB1にある「グラスダンス」さん。
普段はカフェというよりはバーのようですが、その雰囲気がマッチして、一種劇場のような空間を醸し出していました。
広さも結構ありましたので、俳優が歩いたり、動き回ってもまあまあなんとかなる空間。
11:30スタートでしたが、私は11:15くらいに着きました。
すでに20名ほどのお客様がいらっしゃって、もう食事をされている方も…
私の隣の女性は、しっかりと写メを撮っていらっしゃいました。
私もパチリ!
メニューはこちら
これに数種類から選べるドリンクが付き、45分の観劇がついて3,000円です。
ブランチとしてはハンバーグが付いているので、ボリュームも十分。
これだけを食べに行くとしたら、他のお店も選択肢があって、どうかな?わざわざ馴染みの無いお店に行くかな?と思いますが、これに「観劇」が付くことによって、お客様の注目度が変わると思うのですが、いかがでしょうか?
飲食店で人気のお店というのは、やっぱりメニューが独特だったり、絶対にリピする!と初めて行った時にそれなりに感激する理由があったり、選択肢が多い顧客側としてはリピしたいお店の方が少ないかも知れません。
「ハンバーグランチ」で1,000円だったとしたら、珍しくは無いですよね?
けれど、これに「観劇」が付くと、普段から演劇に興味のあるお客様はもちろんですし、興味はあるけど、わざわざ劇場にまで行く発想には至っていないお客様。
誘われて、興味を持った方。ご家族連れ…
とその範囲はどんどん広がっていきます。
40席を一気に満杯にして混ませるって雑居ビルの多い新宿ではまあまあ難しいです。
こちらのお店の斜めにはスターバックスもありますから、コーヒーだけならそちらにも流れてしまいます。
そして、先ほどの文章。
カフェで10回転ってまず無理です。というのは、おひとりで1時間や2時間滞在する方が普通にいらっしゃる
これです!
どうせおひとり1時間や2時間滞在するなら、食事も含め、観劇でこれだけの時間を当たり前に使っていただくことで、この時間は予約のお客様で埋めてしまえるということです。
たーっくさんあるお店の中でまずは名前と雰囲気を覚えてもらう。
こちらのお店はバーとして夜営業もされているので、次は夜に来てみようかな?という見せ方もできますね。
昨日は日曜日だったせいもあり、11:30という遅めの時間でもあったため、私は余計にゆったりと非日常を楽しめました。
バーって普段はまず入りません。
誘われて夜行くならアリですが、日中にランチでバーというのは私の選択肢にはありませんし、野村ビルに行くことはあっても、そのお店の存在は気にしていないです。
だからこそ、こういった非日常が味わえるイベントがあるというのはやっぱり大きいなと思いました。
開かれた演劇なら求めているお客様は大勢いる。限定メニューで工夫をすればさらにファンは増えるかも?
演劇はどうしても「劇場に足を運ばないと見れない」というイメージがありますし、劇場がほぼ東京にしかないので、「観劇する」「演劇を見る」という習慣が日本人に無いということはあちらこちらでお話ししています。
けれど、それは私たち演劇をやる側の人間がもっと工夫をして、「開かれた演劇」を提供することで解消されると考え、私はファンメイクシアターを始めました。
朝劇 西新宿もそれに近い考えをお持ちだと拝見して感じました。
演劇は生で見ると、やはりその臨場感は映画やドラマとは全然違います。
俳優とお客様が一緒になって泣いたり笑ったりしますし、お客様の反応で、俳優のリアクションも微妙に変わったりしますから、「そこでしか味わえない非日常」が存在します。
ストレスを溜めやすく、その発散に面白いものを探している日本人にとって、食事&エンタメというのはどんどん広がっていくべきで、望んでいるお客様は決して少なくないと昨日改めて感じました。
45分の観劇のため、終演後の挨拶も含め、観劇は12:20頃に終了しました。
ラストオーダー12:45という説明でそれは追加料金になりますが、そのまま長居をするも良し、帰るも良しで、お店はいつもの表情に戻っていました。
こちらではハンバーグプレートという形でのブランチ提供でしたが、例えばこういったイベントに合わせた限定メニューを作ったり、試作メニューを試していただいたりと、食事にも「限定感」を出せば、より一層、お客様も興味を持っていただけるのでは無いでしょうか?
なんとなく、まったりとくつろげるカフェはごまんとありますし、それは他のお店でも埋められるコンセプトです。
朝劇やってるあのお店ね!
という認知は6年間の活動でだいぶん広がっていますし、Twitterや観劇口コミサイトこりっちなどでも話題になっています。
長くご協力いただくことで、作品が育つのと一緒に、お店の認知も広がっていく!
お店自体の広さや導線など、ご心配の要素もおありかと思いますが、そこはコンセプトや環境に合わせてオリジナル脚本をお作りしたり、「朗読」という俳優が動作を入れず、表現力だけで魅せる方法もありますから、ぜひご相談下さい。
本日ご紹介した朝劇 西新宿以外にも、演劇×カフェごはんの事例をご紹介しています。
あなたのお店が劇場に!
これって、見せ方次第でとてもインパクトのあるブランディングになりますよ!
ご相談、お問い合わせはtominaga@fanmaketheater.com
まで。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。