【事業PR】我が社は素晴らしい!という発信よりも、企業理念への共感を生む為に必要なこと

こんにちは!

演劇デザイナーの香西姫乃です。

 

都内女子大の3年生、デザイン科に所属しています。

「演劇の学びをパブリックに」

をテーマに、

主に小劇場演劇について発信しています。

 

今回のテーマは

事業PRの新しい方法」です。

事業内容をPRしたいのに、うまく届かない……。

私も、会社のサイトを見ても、

コーポレートサイトにたどり着きにくかったりして

「勿体無い!!!」と思っています。

 

コーポレートメッセージって、どれくらい届いているの?

前に大学で受けた授業で、

海外と日本のコーポレートサイトの違いについて勉強しました。

 

日本のコーポレートサイトは、商品や効能みたいなのが前面に押し出されていて

「うちはこんなすごい商品を作っていますよ!!買って!!」

というサイトが多い気がします。

 

企画や研究というよりかは、成果、成果、成果!!という感じ。

 

逆に、海外のコーポレートサイトに行ってみると

「自分たちは地球に対してこんな取り組みをしています」

ということが書いてあって

商品が前面に押し出されていることはありません。

 

環境に優しいとか、正当な賃金で労働者を雇っているとか

そのようなことが評価されています。

 

これ、日本と海外の消費者が何を大切にしているかが違うので

コーポレートサイトも違うのだと思うのです。

 

日本の消費者は製品が大切。海外は考え方。

どちらも悪いことではないと思います。

 

でも、もし私が会社を運営する側だったら?

もっと、過程や問題意識について発信すれば

商品ではなく企業に賛同してくれる消費者が現れるのでは???

 

商品がよくて購入してくれる消費者も大切ですが

自分の会社の理念などに共感してくれる消費者の方が

将来的に長く商品を買ってくれるのでは?

 

と思うのですよね。

 

もちろん、魅力的な商品を売ることは大切なのですが

その裏にある企業理念だとか、どうしてこの製品を開発したの?とか

そういう「この商品を通して私たちにどんな経験を伝えたいのか

というお話をもっと聞けたらな、と思うのです。

 

企業の理念の発信は、日本では差別化になると思う。

新しく会社を立ち上げたり

新しく事業を始めたり

新しい研究の成果を発表したり。

 

その過程とか、どうしてそれをやろうと思ったかって、意外と透明化されていないと思うのです。

結果として「こんな商品ができました!」みたいなのはよく見るけれど

「この商品の開発の背景には、こんな課題があったのです」

のような、製品の裏側のお話を聞くことができたら

消費者は製品に期待するだけではなく、企業に期待してくれるようになるのではないでしょうか。

 

成果!成果!な日本の中で

企業として問題に思っていることとか、課題感とか

そこから生まれる企画・製品の過程に注目する。

 

今まではモノしか成果対象がなかったけれど

過程まで発信すれば考え方まで提供することができます。

 

最近はモノを買うより経験価値を買うことが増えてきました。

「これが欲しい!」よりも

「こういう体験がしたい!」

という理由での購買が増えています。

 

現にグランピングとかも

豪華なキャンプをして楽しい時間を過ごす経験価値に重きを置いています。

 

私なんかシャンプーを選ぶ時にも

「このシャンプーは速く乾くからドライヤーしなくていいからこれがいい!」

と、シャンプーをすることに重きを置くのではなく

そのシャンプーを使うことによって

私はドライヤーをするはずの時間を

好きなことに使えるという価値を見出しています。

 

この、「経験価値」というものに焦点を当てて

効能や機能を謳うのではなく

どうしてこれを開発しようとおもったのか

この製品を使うことでどれだけの経験を得られるのか

というのを、前面に押し出すのはいかがでしょうか?

 

映像ではなく、演劇で。

なんとなく、動画で撮って編集してコーポレートサイトに流す……というのが主流な気がするのですが

 

映像はお金がかかるし時間も多くかかります。

 

そこで、記者会見や説明会などで

演劇で表現するのはいかがでしょう?

 

演劇は、目の前で役者が演じるので

開発の苦労や問題だと思っていることが

ダイレクトに伝わりやすいのです。

 

また、説明会などで映像を流すよりも

役者が目の前で物語を紡いだ方が臨場感もあります。

 

「こんな凄い商品が出来ました!」

というよりも

「こんな問題があって、こんな思いで商品を作りました!」

と、物語を語ったほうが

受け手には響くと思うのです。

 

他企業との差別化の一環として

コーポレートメッセージを演劇で発信しませんか?

 

詳しくはこちら!

企業イベント

  
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