あなたの想いをドラマにする
「ファンメイクシアター」
プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。
ヘアケアブランドのパンテーンが就活女性の本音を代弁するという、大胆な広告を展開しています。
「自由な髪型で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?」
黒のリクルートスーツを着た典型的な就活生の後ろ姿とともに、定番の髪形である黒髪を後ろで一つ結びにしたひっつめ髪。
新聞広告や渋谷駅、東京メトロ線内で展開しているそうです。
私も地下鉄に乗っていて目に止まりました。
広告は全部で9パターンあり、パンテーンの本気度が図れますね。
公式サイトに行くと、このように合計1万字以上に及ぶアンケートの回答を読むことができます。
呪いの呪文のようにちょっと怖い感じがしますが(笑)、これだけ思っている人が多いと言うことですね。
お洒落をしたい年頃ですし、真っ黒というのはお葬式の時ぐらいしか見ませんから、当然と言えば当然です。
若い世代の人口減少、深刻な人手不足。
今日は、これからの企業に望まれる本当に欲しい人材の獲得に必要なことについて考えてみたいと思います。
目次
人材に何を求めていますか?明確な打ち出しが欲しい人材を引き寄せる
パンテーンはなぜこのようなキャンペーンを展開したのか?
パンテーンによると、
“日本では現在も無意識のうちに「女性はこうあるべき」という固定概念にとらわれる傾向があり、就職活動においても同様に感じていたとのこと。そのため、実際の就活生の声を聞いて伝えることで、「今よりも自由にありのままの姿で自信を持って活躍していくことを後押しできたら」との思いで発足させたという。
黒髪・ひっつめ髪・リクルートスーツに疑問を呈するメッセージ広告に、Twitterでは共感の声が多数。「髪がピンクだろうが金髪だろうが仕事に支障はないはずだし、そんなんで人の良し悪しは決まらない」「自分らしい格好でそれを認めてもらえる会社に入社するのがあるべきカタチ」「全社の人事部の皆様に見てもらいたい」といったコメントが寄せられ、大きな反響となっている。”
【livedoor newsより抜粋】
これ、私もずっと思っていました。
まあ、TPOがありますし、会社のイメージもありますから、ピンクだろうが金髪だろうが…
というのはちょっと飛び過ぎだとは思いますが(笑)
でも、言いたいこと、気持ちはわかります!
けれど、本当は企業側は黒スーツで無いとダメともおっしゃって無いですし、ひっつめ髪じゃないとダメ!ともおっしゃって無いですよね?
その方が無難、つまらないところで不採用になりたくないという、応募者側の風潮が広まっていっただけのようです。
ですが、大勢の人が反応していると言うことは、「日本企業に対するイメージ」というのが、「融通が利かない」「個性を尊重しない」「優等生を求めている」と言ったイメージであるのであれば、応募者側の気持ちも察してあげる柔軟性が必要では無いでしょうか?
ましてや、人手不足、売り手市場が続いている今、選ぶのは学生側。
バブル時代もそうでした。
好景気で内定が5つ6つなんて当たり前の時代がありました。
あの頃と今とでは、同じ売り手市場でも状況は異なりますが、それでも、若い世代の人口減少はどうにもならないことですし、中小企業が日本の9割を担っている以上、「欲しい人材の確保」は企業ごとの創意工夫が必要になります。
ここに「エン転職」上で実施した「仕事の価値観」に関する調査結果があります。
(調査期間は2017年8月1日~31日、有効回答は20代のエン転職利用者2,287人。)
1位「プライベートを大切に働けること」(59%)、
2位「人間関係の良い職場環境で働くこと」(55%)、
3位「自分らしい生活ができること」(40%)
全体的に女性が男性のポイントを大きく上回る項目が多いことがわかりました。
どうでしょうか?
日本人は海外に比べ働き過ぎだと昔から言われていますが、残業や休日出勤はなかなか減りません。
こちらは、Vorkersのデータです。
【働き過ぎ?残業の平均時間は47時間】
残業時間が30時間以上と答えている労働者が50%以上いる、平均時間は47時間、つまり毎日2時間以上残業しているという結果になります。
理想と現実のギャップがこうやって調べればすぐにわかることなのに、実際に体感してみないと自分ごとにならない。
早期に会社を辞めてしまう人は、その辺りが原因かも知れません。
けれど、企業側も工夫をされ、他社とは違う柔軟な対応、柔軟な発想で雇用側に魅力ある会社であることをアピールする必要は十分にあると思うのです。
例えば、学生たちは黒のリクルートスーツで無いと不採用になる可能性があると思っている人が多い。
けれど、企業側では必ずしも黒で無いとダメとは言っていない。
これだけでも、差が生じていますね。
マイナビやリクルートなどの情報サイトを見ても、
「弊社はこういう仕事をしています。
仕事内容はこんな感じです。
条件はこうです。」
という紹介が多く、
「具体的にどういう人材を求めているのか?」
の本音の部分が見えづらいと思うのです。
説明会を開催しても、そこはあまり変わらない気がします。
説明会はお見合いの場。お互いの本音が見えるか見えないかが人材確保の分かれ道
私は常々思っているのですが、説明会にしても、面接にしても、それは企業側と応募者のお見合いの場です。
1、2度のお見合いで就職という結婚生活を歩んでいくわけですから、改めて考えてみると結構難しいことをやっていると思うのです。
そんな落差を埋めるため、インターシップを導入する企業は年々増えています。
入社後の働くイメージをどれだけ具体的につけてあげられるのか?
人を採用するまでの労力はすべて企業側が持つわけですから、工夫するに越したことは無いのでは無いでしょうか?
24時間働いてくれる動画マーケティングはネット上の人事部
さて、以前にもお伝えしたのですが、2018年度の採用コストはどれくらいだったのでしょうか?
2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査よりデータを参考にして見ましょう。
各企業が2018年卒の新卒を1人雇うときにかかる費用の平均は約493万円。
1人当たりの採用単価で計算してみると約53.4万円かかるのが分かりました。
ちなみに、2016年卒の新卒にかかる平均採用単価は45.9万円。2017年卒の新卒にかかる採用平均単価は46.1万円でした。
新卒1人の採用単価は、年々増加しています。
中途採用の場合は業種にもよりますが、1社あたりの平均が広告費約353万円、人材紹介費約382万円、1人あたり約40万円となっています。
主な使用内容はこちら
外部コスト
・求人広告費
・説明会会場費
・会社案内などの制作費
内部コスト
・人件費
・交通費
その中で特に頭を悩ませるのが、
・求人サイトなどの広告費は予算の半分
・会社案内のパンフレット代の相場は数万円〜50万円
・会社説明会の会場を1日でも借りると約50万円以上かかる
と言ったところ
採用コストを削減するには
・人材ミスマッチ防止
・求人広告媒体の見直し
・リファラル採用
・ソーシャルリクルーティング
・内部コスト見直し
・採用管理システム導入
など、工夫できるところはいろいろあるとは思います。
ですが、やはり
人材ミスマッチ防止
これが一番では無いでしょうか?
そのためにも、企業PRや採用者向けの動画、企業理念や創業の歴史など、御社のことを少しでも理解しやすくするために、動画の制作はおすすめです。
求人サイトを見て、御社に興味のある人は必ず企業HPをチェックしにきます。
その時に、文章や写真だけでは印象に残りづらいですし、イメージもつきづらい。
動画だからこそ、伝えられるたくさんの情報をサイトにアップすれば24時間、人事部の代わりを動画がしてくれます。
説明会に参加するにしろ、面接にしろ、インターシップにしろ、前情報をできるだけたくさん与えてあげることが、お互いの労力の削減になるのでは無いでしょうか?
1人当たりの採用単価、約53.4万円もあれば、十分なクオリティーの動画が制作できます。
動画の制作料金も10万円台から100万円単位まで様々ですが、30~50万円もあれば十分です。
いろんな動画がコンセプト別に上がっていると、「会社の本気度」が感じられます。
ファンメイクシアターでは、芸能事務所には所属しない、フリーの舞台俳優を起用した、おもしろCMや企業PR、説明会用動画などの制作を承っております。
芸能事務所に所属した俳優を起用すると、競合や配信期間などに制限がかかり、長期間の運用が難しいのですが、事務所に所属しない俳優の場合、それらの制限がかかりません。
映像だけをやる俳優とは異なり、舞台俳優は訓練が違いますので、良質の演技が保証されます。
しかも、コストは必要最低限です。
お問合せ、お見積りはこちらから
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。