あなたの想いをドラマにする
「ファンメイクシアター」
プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。
中小企業の人員不足はかなり深刻な問題となっていますね。
特に最近目立つのが、人手不足倒産
なんとも深刻な問題です。
若年層の人口減少、相変わらずの大手志向
そんな中、貴社はどのように人材の確保、育成に努めていらっしゃいますか?
今日は、動画を使ったオリジナリティーの高い発信で、欲しい人材にアピールしている博報堂を例に、人材の確保、育成について考えてみたいと思います。
目次
会社の雰囲気を正しく伝える…社内ライフをイメージできるかどうかが離職率低下のカギ
せっかく採用してもすぐに辞めてしまう。
良い人材だと思って採用したけれど、思ったほどでは無かった…
企業側のこういう声、なかなか消えません。
そして…応募者側の声
以前の記事で応募者、内定者が気にしているのは待遇面ではなく、「会社の雰囲気」であることをお伝えしました。
また、会社を辞めようと決意する理由としてはこちらの記事が参考になります。
労働条件よりも人間関係の不満で仕事を辞める人が多く、特に上司や経営者など、自分より地位の高い人との人間関係がネック
とこの記事にも解説されているように、「人間関係の不満」はどこへ行ってもつきものです。
そんなことでいちいち辞めていたらキリがない!と言いたくもなりますが、退職に至るまでにはそれなりの理由と経緯があるので、「入社前のイメージ」と「入社後のイメージ」にどれだけギャップがあったのか?ということが根本的な問題です。
入社前の説明会や面接。
これでどれだけお互いの本音が確認できていたのか?
説明会や面接はお見合いの場所だと私は思っています。
1、2回は好印象。雇用条件も問題なさそう。
けれど、それはあくまでも外側から見ている状態ですから、働いてみないと実際のところはわかりません。
新採用も大事だけれど…今いる社員も大事にしていますか?
こちらはマイナビが行った2018年度の新卒採用調査です。
出典:2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査
入社予定者1人あたりの採用費平均は53.4万円。
入社してもすぐに1人前の仕事をしてくれるわけではありませんから、採用までの準備や労力、その後の教育と一人前の社員を育て上げるのは本当に大変なことです。
企業側がこれだけの労力を使って雇用に尽力しているにも関わらず、辞める側は「人間関係」というなかなかすぐにメスを入れられない部分を退職の理由にされてしまう。
どうでしょうか?頭の痛いところですよね?
本音を伝える…
人を採用する時、企業側には応募者に伝えきれていない部分がたくさんありますよね?
けれど、それは実際に働いてみればいずれわかることなので、その時に「そんなの聞いてないよ!」とならないことが実はとても重要です。
本音を直接新入社員や社員へ伝えるのは結構勇気も入り、大変なこ
ですが、本来はあまり伝えたくない本音を事前に笑いと感動で伝えることができ、親しみを持った状態で次の採用ステップに進めることが出来たら…
企業側も応募者側もお互いにとって効果的だとは思いませんか?
そんな時に大活躍するのが、「動画」なのです。
日本を支える中小企業…中小だからこそしっかりとした企業文化をアピールしよう!
日本の全企業数のうち99.7%を占める中小企業。
日本を本当の意味で支えているのは大企業ではなく、中小企業の皆様。
※数字は平成26年経済センサスより
けれど、知名度はどう頑張っても大手には勝てません。
そして知名度が無いからこそ、その会社のイメージは掴めないのです。
大手でも中小でも会社のHPを持たない企業はほぼ皆無だと思いますが、HPって相変わらず文字や写真だけのところが多いですよね?
動画の情報量はテキスト、写真だけの場合の5,000倍と言われているのはご存知ですか?
人は「Verbal(言語)」「Vocal(聴覚)」「Visual(視覚)」の3つから情報を受け取ります。
その割合は
言語・・・7%
聴覚・・・38%
視覚・・・55%
ということで、圧倒的に視覚からの情報量が多いのです。
文字や写真は読み進めながら自分で理解をしないといけません。
文章を読むのが苦手な人には愛嬌の少ない企業HPは印象に残りずらく、よほど本人に目に止まる何かが無い限り、記憶に留めるのが難しいです。
それに比べ、動画は制作側の伝えたいことを直接訴えることができます。
ちょっとした動画なら自社でも手軽に作れる時代だからこそ、会社案内や採用情報など、HPのちょっとした場面に導入すると、24時間自社PRとして大活躍してくれます。
綺麗ごとではなく本音を伝える…ありのままを伝えるからこその信頼と親近感が会社のイメージへと繋がる
会社説明、採用活動に動画を導入している企業はたくさんありますが、ここにちょっと面白い動画を見つけましたのでシェアさせていただきます。
大手広告代理店の博報堂が作った会社説明会の動画です。
「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」
タイトルも印象的です。
最初は会社の魅力を各担当者が話す、どこの説明会でも見られる光景ですが、その後、建前だけで話しがちな会社説明会において、説明をしている社員達が、絶対に本音で話さないといけないような仕込みがしてあり、それがアイスブレイクとなって、学生たちに笑みがこぼれるという内容です。
上司だって、先輩社員だって人間であり、ちょっと緩んだ時の顔が本音。
そこに本来の企業文化や、自身が入社した後の社内ライフの一面を垣間見ることが出来る。
「会社の本音」をさらけ出すことに博報堂は挑戦したということです。
お見合いの場だからこそ、ざっくばらんに本音を見せ合う。
この方がお互いにギャップを感じず、相思相愛の人材として手を取り合うことが出来るのでは無いでしょうか?
本音が言い合えればストレスはたまらない。思わず笑みがこぼれる博報堂の会社説明会
先ほどご紹介した博報堂の動画
当日の様子をもっと具体的に示したレポートがあります。
就職活動学生向けに開催した「絶対に本音で話さざるを得ない会社説明会」の様子をレポートします!
大事なことは、良い恰好をしない!ということですね。
思っていたのと違う。
言いたいことが言えなくてストレスがたまる
会社は仕事の場であって、遊びでは無いのは当然ですが、溜まってしまうストレスはどうすることもできません。
そのストレスが会社の体質から来ているのだとしたら、これはやはり企業側が改善の努力をする必要があります。
もうなんでも聞いちゃってください。
ざっくばらんに答えますよ!という会社の姿勢は風通しのよさや入社後の社内ライフを具体的にイメージさせてくれますし、入社後のギャップを少なくすることにも大きく貢献します。
こういった様子を撮影しておき、動画で流すことが出来れば、高い制作費をかけたCMよりもはるかに企業イメージをアピールしていると言えるのでは無いでしょうか?
動画は簡単に作れる時代…自社制作?外注?目的に合わせた活用がおススメ
さて、今の時代、動画は簡単に作れるようになりました。
外注に出すとそれなりにお金もかかる…
例えば、企業ブログを書かれているような場合は、社内で簡単に撮影し、それをアップするのは手作り感もあって良いと思います。
ですが、会社概要や説明会などはやはり外注でしっかりとしたものを作られると良いと思います。
動画の制作会社は無数にあり、料金も数万円単位から何百万とするものもあり、とても迷われると思いますが、大事なことは、応募者側に会社の本音を見せること。
入社前に抱いたイメージと入社後にギャップを起こさせない、企業文化をアピールすること。
良い部分だけを伝えたところで、入社後にギャップを感じては元も子もありません。
入社後の社内ライフを思い描けるような、ちょっと笑いがこぼれるようなそんな緩い感じの動画の方が親しみやすく、安心感に繋がるのでは無いでしょうか。
今の時代、転職経験の無い人の方が珍しいですが、離職率を下げ、安定した雇用を維持することは採用以上に大切なことです。
カッコいい動画、感動する動画など、制作会社は本当にたくさんありますが、
貴社の悩みを強みに変えてくれるようなしっかりとしたヒアリングと提案をしてくれる、土台から一緒になって制作に携わってくれる会社を探されると、良いものが作れます。
ファンメイクシアターでは、プロの脚本家がシナリオを起こし、メッセージ性を込めたドラマ仕立ての企業PVや会社紹介動画、採用求人用の動画などを制作しております。
セリフを使うからこそ、気持ちが垣間見え、それがメッセージとなって視聴者に伝わっていく…
演劇的要素をふんだんに盛り込んでいるからこそ、笑いや感動を伝えられる…
ちょっと変わったおもしろ動画を制作しています。
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本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。