あなたの想いをドラマにする
「ファンメイクシアター」
プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。
先週から今期の秋ドラマがスタートしました!
不思議なもので、ダメなクールはどれも今一つな感じなのですが、良いクールはどれを見ても面白い!
2018年秋ドラマはどれもおススメです。
そして第1週目を一通り見終え、これは中小企業の経営者様、人事採用者様にぜひ一緒に考えていただきたいと思い、2つのドラマをご紹介します。
あ、一つはあの大ヒットドラマですよ!
目次
貴社は大丈夫?優秀な社員に気持ちよく働いてもらうために気をつけたいことを2つの秋ドラマから徹底比較
まずはこちらの記事を紹介させてください。
【参考記事】
経営者様、人事担当者様であればご存知かとは思いますが、人手不足倒産も過去最高を記録しました。
これはもう企業努力だけではどうにもならない大問題に発展していますね。
そんな中、3年以内に転職をしてしまう社員は相変わらず減少しませんし、若い世代のコミュニケーション能力の低下もなかなか改善されないようです。
だからこそ、少しでも能力の高い社員が、給料にしっかりと見合った働きをしてくれ、一致団結することが求められています。
これを理想として掲げるだけではなく、現実のものにすることが急務!
そんな中、ちょっと困った社長さんと困った社員をドラマの中に見つけました。
企業の質と人手不足倒産は大いに関係があります!
貴社ならこの問題、どう対応されますか?
ドラマだけどリアルにあるかも?ありえないパワハラ社長と無責任社員。貴社ならこの問題をどう対応する?
水曜夜10時日本テレビで放送中の新垣結衣さん主演『獣になれない私たち』
私もまだ1回しか見ていないので、内容は恋愛もののようですが、主人公深海晶(しんかいあきら)の勤める会社の社長が強烈キャラでした。
演じるのは九十九剣児(つくも けんじ)役の山内 圭哉さん
初回から強烈なキャラクターで「ムカつくー」「パワハラ社長!」とツイッターで話題になっています。
社長のパワハラで秘書が辞め、次が決まらないまま、営業アシスタントで入社したはずの晶を秘書代わりにこきつかいます。
その上、2人の営業はまったく役に立たず無責任で能力なし。
上野発(うえの はつ)演: 犬飼貴丈さん
キャラクター:新人営業。仕事ができないダメ社員。ミスが発覚すると責任から逃れるため体調不良を理由に早退してしまう。
松任谷夢子(まつとうや ゆめこ)演:伊藤沙莉さん
キャラクター:営業。ミスや苦手な取引先へのプレゼンがあると、無理やり理由をつけて晶に仕事を押し付ける。
まじめで仕事ができてしまう昌にすべてのしわ寄せが!!
一人で何役もこなし、一生懸命頑張る昌に追い打ちをかけるように、社長の容赦ない罵声が飛び交います。
それがかなりありえない!
九十九のありえない言動その①:早朝からの仕事LINE
営業アシスタントの晶に朝の6時半から、
・「○○社の件どうなった?」
・「○○製薬のプレゼン資料の確認」
・「9時半のネット会議のセッティング」
と仕事のLINE
それも、メッセージは用件のみ!
「朝早くにごめんね」とか「悪いな」とか一言もありません。
九十九のありえない言動その②:威圧的な言葉遣い
怒号、罵声というのは、それだけで人のパワーを奪います。
・「上野ー!」
・「見せれー!」
・「自分はよしーや!」
・「はよ、そーいえや!」
と威圧的な言葉遣いと大きな声のオンパレード
ドラマですし、わざとやっているのは見ていてわかるのですが、それでもTwitterはかなり炎上しました。
実際にあったらやっぱり心が病みますね。
一生懸命頑張っていた昌ですが、松任谷のミスをカバーした際に取引先の社長のセクハラにあい、とうとう気持ちの糸が切れてしまいました。
休職・退職のサインを見逃していませんか?貴社にとって欲しい人材はどっち?
社長はダメ営業二人をまったく叱りません。
なぜか怒られるのは職務外のことをやらされている昌。
さあ、昌の心の糸は切れてしまったようです。
こんな時、貴社ならどうしますか?
どっちが貴社にとって大切な社員でしょうか?
私なら昌です。
昌を引き留めるための方法はいろいろあると思うのです。
1.早急に秘書を雇い、昌を秘書業務から解放してあげる
2.営業二人を厳しく叱り、教育しなおす。
3.そもそも営業職の上司はいないのか?
4.人の補給、営業の教育がままならないなら、社長自らが労いの言葉をかけてあげる
5.昌に2人の営業よりも能力があるなら、アシスタントではなく営業として正式に雇用し、給料も見直してあげる。(10/18追記:第2回目ではこの対策に収まりました)
ブラック企業という言葉が生まれてかなりの年月が経ちましたが、小さい会社だからこそ、一人一人がしっかりと責任あるパフォーマンスを出し、会社の雰囲気が良くないと、結果優秀な人を取りこぼす。
そんな典型パターンがドラマで展開されています。
こういう時に会社としての「決断力・実行力」が問わますね!
貴社ではこんなことは起きていないと思いますが、それでも社員一人一人の胸の内はわからないものです。
最低限のマナー、円滑なコミュニケーションは欠かせません。
上司は自分では パワハラだと思っていないことが社員はパワハラと感じているかもしれないのです。
そして、それとはまったくの反対、人情、信念、熱血第一と言えばこの人!
帰ってきた『下町ロケット!』初回から社長は大奮闘!社員の団結力は社長の熱意がその源
日曜夜9時TBSで放送中の『下町ロケット』です。
簡単にあらすじを…
シーズン2で日本を代表する大企業・帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」により実現するなど、順調な売上をキープしていた佃製作所。
ところが冒頭シーンで早くも暗雲が立ち込めます。
帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれない――と帝国重工宇宙航空開発部部長の 財前(吉川晃司) から告げられ、佃は大ショック!
そこへ追いうちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。性能よりもコスト重視という考えに、技術力が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、佃は強い危機感を抱く。
と初回から会社の命運を分けるかも知れないスタートで始まりました。
下町ロケットがなぜ人気があるかと言えば、
1.登場人物の対立構図
おカネやプライドをめぐって「誰と誰が何のために対立しているのか?」イメージがしやすく、欲望や葛藤、理不尽や疑惑が飛び交うなど、ドラマ性がふくらみやすい
2.主人公の描き方
「日ごろ納得のいく評価を受けていない」、あるいは「理不尽な扱いを受けている」世間の人々にとって、等身大のヒーローそのもの。
逆境や不正に立ち向かう意志の強さは、「どこか自分の仕事や上司・同僚・取引先と向き合えない」サラリーマンから羨望の眼差しを向けられています。視聴者は主人公を「できればこうありたい」「こんな人が身近にいてくれたらいいのに」という目線で見つめ、明日への活力にしている
3.“ラスト10分での成敗シーン”
印籠のごとく、「そろそろ出るぞ」と心の準備をさせておいて、定時にバシッと決めてくれる。ピンチを乗り越えての逆転劇や下剋上だけにカタルシスは大きく、モヤモヤを抱えたまま終わることはほぼありません。「何気ない日々に希望を見出したい」という人々にとっては、現実を吹き飛ばす“勧善懲悪のファンタジー”であり、これほど心地のいい予定調和はない。
上記【参考記事】より抜粋
紆余曲折、七転び八起き、一難去ってまた一難を乗り越えるところと最後は解決するとわかってはいても、どう転ぶかわからないストーリー展開がハラハラドキドキを生むのでしょう。
企業ドラマは比較的視聴率が良いです。
それは多くのサラリーマンが共感する内容に仕上がっているから。
このようなドラマを見ることで社員の心理を理解するのも良い方法だと思います。
ですが、やはり決定打は阿部寛さん演じる佃製作所 社長 佃 航平の熱血キャラクター
何があっても負けない不屈の精神と、技術と信念を曲げない強さは今シーズンも健在です。
このドラマを見ると経営者は辛いものだなぁ、本当に大変だなぁと思うのです。
けれど、企業がどういう企業理念のもと、何を目標に掲げ、頑張っているのか?
ここに従業員のモチベーションや能力の発揮度は大きく変わるのです!
この社長のためなら、この会社のためなら頑張ろう!そんな風に思ってもらえたら、経営者冥利に尽きないでしょうか。
若年人口の減少はどうすることもできません。
だからこそ、社員一人一人に対する扱い方、従業員への教育、業務の効率化など…
中小企業様には課題が山積しています。
人手不足を外から補うことが難しければ、今ある体制や状況を効率化し、チームワークを上げるために必要なことは何かを考えることも重要では無いでしょうか。
ファンメイクシアターでは、企業様向け企画として様々な角度から中小企業様のお悩みをサポートさせていただきます。
ラインナップはこちらをご覧ください。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。