あなたの想いをドラマにする
「ファンメイクシアター」
プロデューサーの冨永真佑(とみながまゆ)です。
若年層の人口減少による採用難。
このブログでも何度となく、お伝えしていますね。
情報過多、売り手市場の時代に、本当に欲しい人材に可能な限り効率よく巡り合うにはどうしたらよいのか?
頭を悩ませる経営者様、担当者様には延々と続く悩みです。
そんな中、こんな記事を見つけました。
【参考記事】
エリート就活生でじわじわ進む大手サイト離れ。学生売り手市場で採用激化
一昔前であれば、情報が豊富で更新頻度も高い大手就職情報サイトは非常に便利なツールでした。
ですが、掲載費用は決して安いものではありませんよね?
この記事にあるように
「情報が多過ぎる」
という理由から学生の大手サイト離れが見受けられるそうです。
今日は、これからの時代に求められる、「採用で中小企業様に本当に必要なこと」と「採用を楽に簡単にしながらも欲しい人材を集める動画活用術」についてお話しします。
目次
採用もマーケティング。時代の変化に柔軟な対応が出来ていますか?
売り手市場と言えば、30年前のバブル期。
【画像は引用】
景気がよく、企業にゆとりがあったせいもありますが、当時は今ではちょっと信じられない、「学生接待」があちこちで行われていました。
【参考記事】
バブル時代の就活伝説:毎日ステーキと特上うな重で接待されていた学生たちの不幸
逆に言えば、優秀な人材の争奪戦はバブル時代にも深刻だったということです。
あれから30年たった今、同じ売り手市場でも、学生の価値観、企業に求められるものは大きく変わりました。
採用もマーケティング
お客様には商品・サービスを買ってもらうためにマーケティングは必須と思えても、採用についてはいかがでしょうか?
バブル期のように学生に媚を売るようなことは必要ありませんが、知名度の低い中小企業様がなるべく効率よく欲しい人材に巡り合うため、またミスマッチによる退職者を少しでも減らすために求められるのは「視点、発想の転換」
パラダイムシフトをしっかりとキャッチしないと、今後の採用はどんどん難しくなりそうです。
そんな中、欲しい人材に最短距離でアプローチできるために必要なことを私なりにまとめてみました。
その1:学生が求めているのは自分に合った情報だけ。一億総発信者時代に必要なのは名実ともに優良企業になること
就活者は選ばれる側から選ぶ側へ
これは、30年前のバブル期にもありました。
有名大卒でなくとも一人、5~6社の内定なんて当たり前。
少しでも条件が良く、将来性のある企業に就職したい!
わがままになる学生に大人たちがあの手この手でご機嫌をとっていた時代。
それがバブル期です。
けれど、今の学生にはこういった媚売り合戦は通用しません。
終身雇用が崩壊した今、「嫌なら辞める。転職もあるし、ノウハウだけ貰って起業するのも悪くない」
というバブル期には無かった選択の自由が増えたからです。
そして、これはますます加速し、いずれ大手&個人の時代がやってくるとも言われています。
そんな中、中小企業様が安定的な経営を存続させていくのには、「同じ志し、描く未来への価値共有」が出来る人材をいかに確保するのか?
これに尽きると思うのですが、いかがでしょうか。
その証拠にこんな記事があります。
【参考記事】
「就活で嫌いになった企業がある」2019年卒の4割が回答 理由は「社員の態度が傲慢」「面接が圧迫」「オワハラがきつい」
就職氷河期だった頃は、ブラック企業が幅を利かせ、非正規雇用者が増え、正社員になれるだけでも有難いと思え!という時代がありました。
けれど、そんなことはもう10年以上も前のこと。
今は、SNSのおかげで、1億総発信者。
情報の共有が一瞬で出来てしまう今、会社のモラルや理念が簡単に拡散されてしまうのです。
如実なのが顧客による口コミサイトですよね?
HPでどんなに商品・サービスの良さを語っても、購入者が満足したかどうかは別の話し。
口コミが良ければどんどん人が集まり、悪い口コミは同調者があっという間に同じような書き込みをする。
調べればわかってしまう時代。
就活もまったく同じであることが、この記事を読めばわかります。
口コミという観点なら、こんな記事もありますよ。
【参考記事】
就職人気ランキングではわからない「本当にいい会社」はココだ!~一流企業OB45人が実名で明かした
調べればわかる時代だからこそ、賢い学生たちは自分にとって少しでも有利な情報を求めています。
貴社がグラフ化されるとどうなる?実際に予想される口コミを貴社自身で作ってみよう!
こちらは大手求人サイトDODAに上げられた転職人気ランキング2018です。
ランキングの右端に投票理由があり、クリックすると、詳しい理由が棒グラフで表示されます。
こちらは大手企業ばかりのランキングですが、これの中小企業版があったとしたら、貴社のグラフはどうなりますか?
〇〇な感じ。〇〇なイメージ。
こういった不確定の情報は実際に体験しない限りわかりません。
人の好みや価値観の差はもちろんありますが、イメージと実際に差が無ければ無いほど、人は不満も違和感も感じないのです。
口コミとイメージが合致することで、良い会社には良い人が自然と集まって来ます。
選択肢の多様化する時代に、必要なのは名実ともに優良企業になること。
認知度のない中小企業様には絶対にチェックいただきたいポイントです。
その2:この会社にしよう!そう思えるプレミアム体験を考える
「プレミアム」という言葉が聞かれるようになって結構な年数が過ぎました。
プレミアムとは「高級な」という意味もありますが、「おまけ」という意味もあるそうです。
同じような職種、同じような業務内容。同じような環境。同じような企業理念。
説明会や1日だけのインターンシップでは、お客様状態の学生には実際のところはわかりません。
何度も申し上げますが、就活は企業と学生のお見合い。
少しでも良い相手と結婚したいと考えるからこそ、相手を思い、相手を大事にするプレミアム感がこれからの企業には必要ではないでしょうか?
「雇用される」という関係にある以上、企業側がエスコートして、学生側が嬉しくなるような配慮をしてあげる。
例えば、冒頭の記事にあるような
単なる声がけではなく、肉料理ランチやディナー、「いきなり社長に会える」など「特別な体験」というプレミアムを企業側が提供する。
などの企業ならではの体験価値の工夫。
「いきなり社長に会える」と言うのは、なかなか面白いと私は思います。
社長が魅力的なら、イメージが膨らみますからね。
大事なのは、A社とB社を比べるとき、「〇社の方が私のことを思ってくれている」
そんな貴社ならではの嬉しい工夫。
こういったことが人の心を動かすと思うのですがいかがですか?
難しく聞こえるかもしれませんが、こういった工夫は常日頃やっているはずなのです。
相手が就活者ではなく、お客様だったら…売り上げを上げるために創意工夫をしますよね?
いろいろ企画し、工夫し、お客様が笑顔になるようなサービスを考えていらっしゃるはずなのです。
それが就活になると、雇用側は「雇う側」という横柄な対応で、雇われる側も「雇っていただく」という主従関係で成り立ってきたのが日本の社会ですが、良い人材に細く長く勤めてもらうのであれば、媚を売らずにファンになってもらう工夫が必要な時代に来ているのです。
そう、大事なのはファンになってもらうこと。
なんだか嬉しい。得した気分。他には無い面白さ。
そういった高揚感を持たせてあげることが今の学生のハートを掴む1つの方法です。
自分に合った会社さえ見つかれば、たくさんの応募をする必要もないですし、貴社は貴社で欲しい人材だけが寄ってきてくれれば、無駄なお金や時間をかけずに済みます。
貴社にとってのプレミアムをぜひ考えてみてください。
その3:前情報をなるべく多く与えてあげる。その運用に複数の動画を制作する
これも以前からお伝えしているのですが、企業HPを御社はしっかり活用されていますか?
ほとんど更新をしていない企業はそれだけで「大丈夫かな?」という気持ちになってしまいます。
文字上の理想論やビジョンが実際にはどうなのか?
見えづらい会社の方がまだまだ多いです。
就活にとって大事なのはコスパ。
時間も費用も手間もお互いにとって無駄が無いというのはとても重要。
そのために、企業HPに可能な限り、わかりやすい情報、親しみやすい情報を載せてあげると、企業カラーを出しやすくなります。
就活者に向けての商品紹介やサービス紹介に動画を活用することもコスパ的にもお勧めです。
同時にお客様へのアピールにもなりますから、宣伝のコストカットになりますよね!
「へえ、こんな技術を持っているんだ。これは特徴があって面白そう」
24時間、いつでも好きにアクセスし、自由に閲覧できるわけです。
説明会、面接までに最低限見て欲しい動画。
説明会で多くの学生にさらに深い内容を見せるための動画。
社長のあいさつ動画や、先輩たちが実際に働いている様子をありのままに伝える動画。
情報をたくさん開示し、ある程度のイメージを持って就活に望めば、学生も本当に興味のあるところにだけ応募できる。
お互いにメリットになります。
さらに、人事担当者複数分の時間と労力がカットされ、企業ブランディングにもなります。
ここで、ちょっと面白い動画を見つけてしまいましたので、シェアさせていただきます。
これくらい思い切った本音感があると、親近感はグッと沸くと思います。
「えー!飛び過ぎじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、「親しみやすい」「本音が共有できる」ということが中小企業様には絶対におススメです。
人気アニメ『紙兎ロペ』の原作者とのコラボレーションアニメです。
実際にありそうな会話をアリとキリギリスがしていることにより何故か笑いがこみ上げてきます。
紙兎ロペは私も好きなアニメです^^
著作権の問題が出てきますので、実際には難しいかも知れませんが、これくらい面白くて親しみやすい。
考えていただきたいのはそこなのです。
ドラマ風動画で気持ちの共有。安心と共感で就活生のハートをキャッチ
ファンメイクシアターとしてお勧めしたいのは、説明会やインターンシップの際に見せるドラマ風の採用動画です。
例えば、フィクションとノンフィクションをうまくかみ合わせ、先輩の入社動機をドラマ風にする。
今まさに、どの企業を選べば良いか迷っている学生たちに、先輩が思った就活時の本音。
そして、今、貴社に就職し、感じている本音等を包み隠さずドラマにする。
今までの就活では多くの企業は良いことしか伝えず、入社したとたんに感じるギャップで離職するというパターンを繰り返してきました。
これでは学生が不幸ですし、最初から合わないお見合いをしてしまったということです。
新婚3か月で離婚では、お互いが不幸。
実際には働いてみないとわからないことだらけだからこそ、本当の貴社をありのままに見せることが大事なのです。
そのために、ただ先輩のインタビューを動画にするだけではなく、当時の気持ちをありのままにドラマにすることで、今の就活生の気持ちに共感部分を見出してもらい、入社後のギャップを防ぎ、入社前から親近感を持ってもらう効果が見込めます。
採用動画を活用することで得られる未来イメージはこちら
【画像は以下より引用】
採用も動画マーケティングの時代!中小企業こそ動画を活用して理想の人材を獲得しよう
可能な限り効率よくミスマッチのない採用をすること。
王道の採用の流れよりも、貴社にとって必要な部分をカスタマイズしたオリジナルな採用が、かえって学生に親しみを与えることに繋がるのでは無いでしょうか?
体験価値を生み出せる企業。
お客様はもちろんのこと、これからは就活にも体験価値が必要な時代なのです。
ファンメイクシアターでは様々な種類の動画制作に対応させていただきます。
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本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。